おすしブログ

お寿司ブログではないです

いちばんお気に入りの3冊

 

一番と三冊、なんだか矛盾を孕んでいそうだけれど、そんなことはありません。

 

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この三冊はどんな狭い部屋に引っ越しても本棚に入れておきます。本棚が無かったら枕の横に重ねて置きます。

ガープの世界」は映画にもなっています。映画もとても良かった。感動的です。ジョンアーヴィングはストーリーテラーとして天才的です。上下巻とあって細かい字でページ数もそこそこで長いけれど、とても面白いです。ジョンアーヴィングの他の作品は実はあまり読んでいません。映画化されたものは何個か見ました。まだジョンアーヴィングは執筆しています。相当なお年だと思います。ジョンアーヴィングの本を読むという楽しみが残っているので嬉しいです。

村上春樹は小学生のときから読んでいます。家の本棚にあって読みやすくて好きでした。村上春樹好きですというのは世間的にはクールじゃない風潮がありますが、初期の村上春樹はとても好きです。家と居酒屋と女の部屋で完結するくらい世界が狭いのがいいです。楽だから。「風の歌を聴け」はデビュー作です。内容はほぼないです。ほとんどポエムです。だからてきとうに開いたページから読んでいます。少し冷たい麦茶みたいに、ごくごく読めます。後味もすっきり。カロリーはゼロです。恥ずかしい話、村上春樹の文体には多大なる影響を受けているんだろうなと自覚しています。村上春樹は翻訳家でもあります。とてもいい翻訳家だと思います。英語を翻訳するとき村上春樹っぽく書いてしまいます。ちなみに凄いとおもう翻訳家は柴田元幸です。

アゴタクリストフの悪童日記はつい最近買いました。ほんとについ最近。衝撃をうけました。とても簡素な文章です。アゴタクリストフはフランス語で執筆していますが、アゴタクリストフはフランス語を後天的に取得しています。これは僕が英語で小説を書くようなものです。すごい。洗練された文章だなと感じました。翻訳もとても上手いのだと思います。とても読みやすいので僕にとっては「風の歌を聴け」に近い役割をもつ本です。ひたすらパラパラめくろうかなと思います。3部作でいま中巻を読んでいるところです。世界には面白い本がたくさんあるらしいので楽しみです。面白い本に出会った時の楽しさは偉大です。1日頑張ってお風呂に入ってベッドの上で好きな本を読む時間はなかなかのものです。

みんなのいちばん好きな三冊の本を聞きたいなと思います。教えてください。みんな。