おすしブログ

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ピンポンダッシュの末路

日光浴をしながら手錠から逃げる方法を考えていた。どんな凶悪な人間でも手錠をかけて、それを柱にでも絡ませておけば大丈夫という風潮である。同時に手錠から逃れることができれば、そのまま逃げることができる場面も多いのではないだろうか。よく見かけるのは針金みたいなものでコチョコチョして手錠を外してしまうやつ。クリップとかを持っていれば開けられるらしい。調べてみたら本当に開けられるらしい。あなかしこ。手錠側の怠慢だ。それ以外に何かないかなと考えていた。手をちぎる以外思いつかなかった。契りたくはない。両手でやりたいことは沢山ある。片手が使えないと、とにかく洗髪が大変なのだ。泡立たない。泡立たなければ洗髪とは言えない。手錠から逃げるのはやめよう。甘んじて罪を受け入れる。

コーヒーが飲めない。コーヒーは好きだ。苦いのも好きだ。ただお腹が痛くなるから飲めない。キンキンに冷えたブラックコーヒーが一番ダメだ。時々、出先で出してもらったりする。非常に困る。少し飲む。礼儀として。小学生の頃、友達の家に行くとお菓子とかいろいろ出てきたが、全く手をつけなかった。逆にそれが友達のお母さんには好印象だったようだ。お菓子食べる?と聞かれても、「いらないです。ありがとうございます」と言っていた。理由は他人の家でものを食べるのがなんか嫌だったから。

紅茶派を名乗ろうと思う。紅茶も好きだから。カフェインはあまり好きじゃない。疲れるから。楽しくないのに無理にテンションあげた後のような疲れがくる。だからカフェインレス紅茶派として生きていこう。コーヒー飲めないの?と訊かれたら、こう答えよう。「僕はカフェインレス紅茶派なので」。

映画とかドラマの殴る効果音ってめっちゃチープということに気付いてしまった。ビシ!みたいな音。あんな音絶対しない。人を殴ったことはないけれど想像力を働かせ、数式を駆使し、様々な定理を適用すると、あんな音がしないことくらいは導き出せる。それに気付いてから殴るシーンがなんか、茶番に見えてしまって困る。そんな視点はいらなかった。邦画が苦手なのは演技感があるから。実際に演技感があるのだろうか?みんなめちゃくちゃ芝居が上手いはずなのに、なんか違和感がずっとある。僕がおかしいだけなのだろうか。試しに誰か殴ってくれ。ビシッと音がしたら僕は間違いを認める。

ツボって本当にあるのだろうか。足ツボとかのツボ。ないような気がしてしまうが、個人的にはあって欲しい。押したら健康になるボタンなんてこんな明快な装置はなかなかない。大統領がボタン一つでミサイルを飛ばすくらいに。人と動物の違いは「ボタンを押したい欲」の有無だ、と誰かが言っていた気がする。そうかも知れない。とりあえずボタンがあったら押してしまうだろう。ピンポンダッシュなんてボタンに取り憑かれた人間がやることだ。メリットとデメリットが全く釣り合っていない。依存症は恐ろしい。ピンポンダッシュで捕まった人間は、地下深くの精神病棟に収容される。壁にあらゆるボタンが付けられた部屋に入れられる。そしてそのボタンを押すと、身体に電流が流れる。そんな生活が数年続く。彼らは依存から抜け出し、地上に出るとパソコンの電源さえ入れられない惨めな人生を送ることになる。