おすしブログ

お寿司ブログではないです

将来の話

銃口を空に向けて引き金を引くと、弾はすぐに見えなくなるけれど、第2宇宙速度(?)を超えない限り戻ってくるはずだ。空気抵抗がなかったら、初速と同じ速さで帰ってくると思うので、人を殺しかねない。居ても立っても居られないので、ウエイターに声をかけ、ボールペンと紅茶のおかわりを頼み、ナプキン裏で空気抵抗を考慮して計算を始めた。結果はだいたい一発殴られるくらいの衝撃といったところだ。結構危ない。歩いていたら急に一発殴られる。由々しき時代、法なきバイオレンスワールド。

さて生活していると急に一発殴られることがありますよね。拳ではなくて、透明な拳で。その帰り道に道端の地蔵に一瞥をくれて心の中で「なんでこんな理不尽な目に」と神、仏、主を恨むのであった。しかしその一発はもしかしたら自分が空に向けて撃ったあの一発だったのではないだろうか、と思うようになってきた。全てがそうだとは言わないがある一定の割合で自分の弾だという予感がしている。そこで反省が二点。ひとつは引き金をむやみに引かないこと、空に撃ったって仕方がない、鳥に当たるかもしれないし。そしてもうひとつが、拳銃をグレードアップして弾丸の初速を第2宇宙速度以上にするということだ。

さてさて今欲しいものはなんだろうかと考える機会が増えた。お家時間の拡大でぼーっとパソコンを見る時間が増えた。パソコンで講義を見て、ipadにノートを取り、問題演習をする。夜になると頭痛がするし、座りっぱなしでお尻が皮膚科的に整形外科的に痛い。欲しいものの話に戻ると、革靴が欲しい。革靴を履くのは嫌いだ。でも欲しい。でもできるだけ履きたくない。思春期みたいだね。もうすぐ梅雨です。4歳くらいだっただろうか、アンパンマンのドラムセットが欲しかった。8000円くらいだったと思う。某おもちゃチェーンの広告に載っていて欲しいよおおおって思ったのを覚えている。高価だったし、うまいこと丸め込まれて買ってもらえなかった。でも当時は渇望していた。でもでも今は全くいらない、全く。欲しいものはめまぐるしく変わっていく。お就活が始まり直近のお仕事計画を立てなければならない。お給料、お立地、お雰囲気などなど色々な要素がある。自分にとって何が重要視すればいいのかよくわからない。まぁやってみないとわからないことだらけなので仕方ないのだろうけど、何が欲しいか考え出すと毎日変わってしまって困る。今日の気分はこうだ。バカンスして暮らしたい。浜辺で本でも読んで、料理して、犬を散歩して、という生活がしたい。そうなると短期間で多く稼ぎたい。そして辞めたい。またの日は、お仕事頑張りたいと思うときもある。沢山の人に感謝されたい。でも感謝させたいだけなのかもしれない。そう考えると自分がしたいことはただの自己肯定なのかもしれない。

面白いことがしたい。おもしれー!と言いながら作業がしたい。人の笑い声が聞きたい。1000円あげるから3分間大笑いしてもらいたい。声に出さなくても人は笑うことができる。動物は笑わないという人がいるが嘘だ。動物は心の中で爆笑している。本当の意味で笑っているときは、怒り悲しみ憎しみはないと思っている。ネットで言葉のマシンガンを乱射しているひとはおそらく笑っていないか、笑っていることが相対的に少ない。義務教育で笑いについて学んだ。集団行動のなかで、笑いの必要性と手法について研究した。好きな子を笑わせるためにオリジナリティあふれる言動にチャレンジして、大火傷を負い、午後の体育は保健室で過ごした。保健室からグラウンドを走り回るクラスメイトを眺める。砂埃がいっそう氷を冷たく感じさせた。

書いているうちに何がやりたいのかわからなくなった。明日のこともわからなーい。とにかく笑いたいのでニコニコしよう。将来についてはタロットカードで決めよう。近くのタロットカード専門店に行くとする。